相思相愛マリアージュ(前)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
「槇村家の父の代から伊集院家御用達の産科医だぞ…知らないのか?奏弥」

「兄貴!?」
診察を終え、兄貴が医局に入って来た。
「君は京弥君…」


「お久しぶりです。佑介様…あの節は色々とお世話になりました。大丈夫…次々当主となるかもしれないお子は奏弥が責任をもって、誕生までサポートさせて頂きます。なぁ~奏弥」

「あ、はい・・・」
「そっか…ありがとう…槇村兄弟・・・二人共どうだ?我が息子の妻・美亜さんの懐妊祝いに飲みに行かないか?」

「いや、俺は・・・」

「奏弥は忙しいので…俺がお付き合いしますよ…佑介様」

「そっか・・・じゃ京弥君…行こうか!!銀座か?歌舞伎町か?何処がいい??」

「そうですね…佑介様に任せます」

「じゃ銀座にしよう・・・」

二人は仲良く銀座の夜に繰り出した。


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