相思相愛マリアージュ(前)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
俺が部屋に戻るとリビングのソファではスーツ姿で顔に一杯キスマークを付けた兄貴が寝ていた。
「全く…」
当直明けで帰って来た俺は苛立って兄貴に蹴りを入れて、ソファから落とした。
「奏弥てめぇな・・・人が酔ってキモチ良く眠ってるのに…何だ!?」
「俺はほとんど寝てないんだぞ…」
「・・・それは大変だったな…」
兄貴はカラダを起こして、軽く息を吐く。
兄貴の酒臭い息に俺の方が気分を悪くした。
「…あれから高坂院長には何もされてないか?」
「あ・・・まぁー」
向こうは分室勤務だし、役職会議以外、滅多に顔を合わせない。
「そっか…水くれ」
「水ぐらい…自分で淹れろ…」
「奏弥、水!!」
「全く…」
当直明けで帰って来た俺は苛立って兄貴に蹴りを入れて、ソファから落とした。
「奏弥てめぇな・・・人が酔ってキモチ良く眠ってるのに…何だ!?」
「俺はほとんど寝てないんだぞ…」
「・・・それは大変だったな…」
兄貴はカラダを起こして、軽く息を吐く。
兄貴の酒臭い息に俺の方が気分を悪くした。
「…あれから高坂院長には何もされてないか?」
「あ・・・まぁー」
向こうは分室勤務だし、役職会議以外、滅多に顔を合わせない。
「そっか…水くれ」
「水ぐらい…自分で淹れろ…」
「奏弥、水!!」