敏腕CEOは執愛で契約妻の初めてを暴きたい
仁くんは面食らった顔になる。
「なんの話だ?」
「この間私が拒んだら、無理強いしないってすぐに止めたでしょ? 最初の頃は嫌だやめてって訴えても聞いてくれなかったのに」
「あの日は美玖が本気で嫌がっていたから止めたんだろ。そもそも飽きるほど抱いていない」
さらっと口にされ、私は目を白黒させる。
「な、なに言ってるのっ」
「そうだろ? 今だって十日ぶりくらいか?」
「数えないでっ」
淡々と振り返られると私だけが恥ずかしかった。
じゃああれも私の早とちり?
仁くんはまだ私の体も求めてくれているの?
仁くんは大きな手で私の頬を包み込む。
「美玖が好きだ」
「……私も仁くんが好き」
ぬくもりに安心し、仁くんの手に手を重ねた。
自然と溢れ出た言葉だった。
「やっと言ったな」
「え?」
「ずっと美玖が言葉にしてくれるのを待っていた」
仁くんは私と額をくっつけて、視線を絡ませた。
「なんの話だ?」
「この間私が拒んだら、無理強いしないってすぐに止めたでしょ? 最初の頃は嫌だやめてって訴えても聞いてくれなかったのに」
「あの日は美玖が本気で嫌がっていたから止めたんだろ。そもそも飽きるほど抱いていない」
さらっと口にされ、私は目を白黒させる。
「な、なに言ってるのっ」
「そうだろ? 今だって十日ぶりくらいか?」
「数えないでっ」
淡々と振り返られると私だけが恥ずかしかった。
じゃああれも私の早とちり?
仁くんはまだ私の体も求めてくれているの?
仁くんは大きな手で私の頬を包み込む。
「美玖が好きだ」
「……私も仁くんが好き」
ぬくもりに安心し、仁くんの手に手を重ねた。
自然と溢れ出た言葉だった。
「やっと言ったな」
「え?」
「ずっと美玖が言葉にしてくれるのを待っていた」
仁くんは私と額をくっつけて、視線を絡ませた。