お飾りにしか⋅⋅⋅なれない
🔵医療に関して無知です。
 投薬等も架空です。
 私の願望です。Mamo🔴


だが、一緒にいるこの女性も
顔色が良くない
「あなたは、この女性の?」
と、訊ねると
「紗雪様付きのメイドで
   原田史織と申します。」
「メイド?そう。
あなたしか、彼女を見る人はいないの?」
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅はい⋅⋅⋅⋅⋅」
「いまから彼女は、検査に向かいます。
しばらくかかります。
その間、あなた、原田さんは
栄養補給と睡眠をとって下さい。
宜しいですよね、院長。」
「はい。看護師を呼びます。」
と、答える大野院長に

原田さんは、
大丈夫とか言っていたが、
俺が、ひかなかったから
彼女は、指示に従うしかなかった。

院長が言っても
彼女は拒否していたんだろう。
院長が嬉しそうにしていた。

ベッドに眠る紗雪と言う女性を
ベッドごと検査室へと運ぶ。

入れ替わりに看護師が来て
彼女・原田さんを処置室に連れて行く。

看護師に栄養の点滴の中に
睡眠薬を投与するように指示をした。

さあ、調べてみよう。
君・紗雪さんの頭の中を。

CTから、脳波の検査をするが
やはり、異常はみられない。

院長から彼女が運ばれてきてから
の全てきいた。

門田⋅⋅⋅⋅だと?
カルテを見て住所を検索する
やはり、あの男の自宅だ。

二度と関わりたくないと
思っていたのに⋅⋅⋅⋅⋅⋅
どうしたものか⋅⋅⋅⋅⋅

画像や検査結果を
朝倉教授にも送る。

脳自体に異常はない。
だが、脳波に乱れが少しある
目覚めたい、目覚めたくない、
の狭間にいるのだろうか?

試したい薬があるので
使用許可を院長にもらう。

アメリカでも数名しか
使用されていない。
害があるわけではない。

この脳波がでている人にしか
使用しないからだ。

だが、みなが目覚めたいと
思っているわけではない。
この女性も、そうかも⋅⋅⋅⋅しれない⋅⋅⋅⋅⋅

検査から戻り
紗雪と言う女性のベッドを
定位置に戻す。

原田と言う女性は、
この部屋にいないと
紗雪様が寂しがると
言ってきかずに
ソファーで眠っている。

院長の許可を得て
彼女の点滴に薬を少しずつ投与する。
効き目は⋅⋅⋅⋅不明だ。

朝倉教授も夕方見えて
大野院長と三人で話しをする。

大野院長から
「患者さんに肩入れをするのは
良くないのですが⋅⋅⋅⋅⋅」
前置きされて

救急車で運ばれてきた時の話をきいた。
あの女とあの男か
と、本当に呆れる⋅⋅⋅⋅しかない。

その上、愛人?
愛人の子?
壊れかけの離れ?
1日二食?それも少量?
とどめに毎日の嫌がらせ

どんだけ腐ってるんだ
あの家族は。

俺は、朝倉教授と大野院長に
自分の生い立ちを話した。

誰にも話すつもりもなかった。
だが⋅⋅⋅⋅⋅
母・美樹だけでなく
あの女性にも⋅⋅⋅⋅⋅⋅と思うと
怒りが⋅⋅⋅⋅⋅
  ⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅許せない。

人をなんだと思っているんだ

教授と院長は、驚いていたが
俺は、彼女を門田から
解放してあげたい
ただ、それだけだった。
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