相愛カタストロフィ
ハテナな関係
その日から、私と先輩のへんちくりんな関係が始まった。
友達でもない、恋人でもない、先輩後輩でも足りない。
放課後、二人きりになると始まる密かな時間。
拒めない私も私だ。恋人でもない男とキスしてるなんて。
それが「当たり前」になってしまった瞬間から、私ももう彼と同じ、異常者だ。
これはきっと恋なんかじゃない。執着に近いもの。