年下男子に追いかけられて極甘求婚されています
エピローグ
富田屋でフォトウェディングをしたいと申し出たらご両親は快く承諾してくれ、着々と話が進んでいった。
潤くんの計らいで特別室を控え室として使わせて貰えることにもなった。なんて贅沢なのだろう。
純白のウェディングドレスに着替えた私はまるでお姫様にでもなったかのよう。いつもと違う洗練された雰囲気に、いささか緊張しつつも穏やかな気持ちになる。
「なぎ、綺麗だよ」
「潤くんこそ、王子様みたいだね」
「ヤバイ、誰にも見せたくない。俺だけのものにしたい」
ぐっと腰を引かれ近づく距離。
瞬間、カシャッと小気味いい音が部屋に響く。
「あ~今のポーズ最高です!はい、もう一枚!」
カメラマンがテンション高くシャッターを切っていく。
「そうだった、撮られてるんだったな」
「何でそこで忘れるのよ」
「俺にはなぎしか見えないんだよ。ようやく手に入れたんだから嫌というほど可愛がりたい」
「そんなガツガツしてると飽きちゃうよ?」
「飽きるわけないよ。俺の一途さはなぎが一番よく知ってるくせに」
甘く蕩けるような瞳の潤くんに見つめられるだけで体の奥がキュンと疼く。この人を好きだという気持ちが湯水のごとく溢れ出てくるようだ。
「それでは場所移動しましょう」
カメラマンの指示で玄関や庭先、広間へとそれぞれ撮影しながら巡っていく。
「わあっ、花嫁さんだ。綺麗~!」
「おめでとう~」
婚礼衣装で歩いているものだから、一般のお客様が呟いたり声をかけてくれたりとまるで有名人にでもなったかのよう。そんな中で撮影をするのは少し恥ずかしかったりもするけれど、まわりから綺麗などと言ってもらえるのはやはり気分がいい。
潤くんの計らいで特別室を控え室として使わせて貰えることにもなった。なんて贅沢なのだろう。
純白のウェディングドレスに着替えた私はまるでお姫様にでもなったかのよう。いつもと違う洗練された雰囲気に、いささか緊張しつつも穏やかな気持ちになる。
「なぎ、綺麗だよ」
「潤くんこそ、王子様みたいだね」
「ヤバイ、誰にも見せたくない。俺だけのものにしたい」
ぐっと腰を引かれ近づく距離。
瞬間、カシャッと小気味いい音が部屋に響く。
「あ~今のポーズ最高です!はい、もう一枚!」
カメラマンがテンション高くシャッターを切っていく。
「そうだった、撮られてるんだったな」
「何でそこで忘れるのよ」
「俺にはなぎしか見えないんだよ。ようやく手に入れたんだから嫌というほど可愛がりたい」
「そんなガツガツしてると飽きちゃうよ?」
「飽きるわけないよ。俺の一途さはなぎが一番よく知ってるくせに」
甘く蕩けるような瞳の潤くんに見つめられるだけで体の奥がキュンと疼く。この人を好きだという気持ちが湯水のごとく溢れ出てくるようだ。
「それでは場所移動しましょう」
カメラマンの指示で玄関や庭先、広間へとそれぞれ撮影しながら巡っていく。
「わあっ、花嫁さんだ。綺麗~!」
「おめでとう~」
婚礼衣装で歩いているものだから、一般のお客様が呟いたり声をかけてくれたりとまるで有名人にでもなったかのよう。そんな中で撮影をするのは少し恥ずかしかったりもするけれど、まわりから綺麗などと言ってもらえるのはやはり気分がいい。