赤く光った太陽
私には歳の離れた妹の柚衣がいる。
親も仕事で家には誰もいない状態になってしまうから学校にあすげている。
毎日迎えに行くのは大変だけど可愛からたねだ行っちゃうんだよね‥‥‥
学校の中まで入ると柚衣らしき女の子たちが楽しそうにお話しているみたい‥
流石にあの中に割り込む勇気はないからどこかで時間でも潰していようかな‥‥
そう思い、懐かしい校舎に目を向けた。
私も6年間通った小学校は何回か修復工事が行われていたみたいで心做しか綺麗になっている気がする。
よく見ると靴箱のところが空いていてそこから入れそう‥‥‥
不法侵入かもしれないけど少しだけならいよね?‥‥‥‥
私は入口の前で履いていたローファーを脱ぎ、ひんやりとした地面に足をつけた。