もう二度と恋なんてしないと思っていた
「うわっ!ちょっともう9時だよ!」
会社行かなきゃ!っと彼の腕の中から逃げようともがく。
急がなきゃ!!と焦る私を尻目に余計にぎゅーっと抱きしめてくる彼。
「ねぇー!本当にヤバイの時間〜」
「…ねぇーじゃなくて、」
「え?」
「ねぇーじゃなくて…」
急にくるっと体が周ると正面には彼の顔が。
「麻友の声で、俺の名前呼んで?」
「っ〜///…そっちゃんっ!」
そう、彼の希望で名前を呼ぶときは"そっちゃん"
ファンにも友達にもメンバーにも"そーま""そうくん"と呼ばれることが多いらしい彼。
彼女だけの呼び方で呼んでほしい。と言われてからずっと彼を呼ぶときは「そっちゃん」。
でも彼がアイドルである以上
あまり名前は呼ばないほうがいいかなと家でも外でも控えている。
バレたら一緒にいられなくなる。
そう思うと家でも外でも関係なく名前を呼ぶことを本能的に避けてしまう。
徹底的に隠し通すために彼氏がいる事さえ誰にも教えていない。
親や友達でさえも。
会社行かなきゃ!っと彼の腕の中から逃げようともがく。
急がなきゃ!!と焦る私を尻目に余計にぎゅーっと抱きしめてくる彼。
「ねぇー!本当にヤバイの時間〜」
「…ねぇーじゃなくて、」
「え?」
「ねぇーじゃなくて…」
急にくるっと体が周ると正面には彼の顔が。
「麻友の声で、俺の名前呼んで?」
「っ〜///…そっちゃんっ!」
そう、彼の希望で名前を呼ぶときは"そっちゃん"
ファンにも友達にもメンバーにも"そーま""そうくん"と呼ばれることが多いらしい彼。
彼女だけの呼び方で呼んでほしい。と言われてからずっと彼を呼ぶときは「そっちゃん」。
でも彼がアイドルである以上
あまり名前は呼ばないほうがいいかなと家でも外でも控えている。
バレたら一緒にいられなくなる。
そう思うと家でも外でも関係なく名前を呼ぶことを本能的に避けてしまう。
徹底的に隠し通すために彼氏がいる事さえ誰にも教えていない。
親や友達でさえも。