君の言葉で話したい。
「待ち合わせ、13時じゃなかったっけ。」
「ごめん、寝坊した。」
「もう何回目〜?立ちっぱなしで待つの、
疲れちゃった。」
蒼太は大袈裟に手を合わせると、
ジュース奢るからと、
自販機に走って行く。

そのズボン、穴空いてるよって、
前回も教えたんだけどな。

鈴は眉間に皺を寄せて、
蒼太の帰りを待った。
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