俺がお前を夢の舞台へ
嵐のような出来事だった。


状況がイマイチわからない。


ただ、勇翔が助けてくれたのは事実だ。


「ありがと…勇翔…」


「…ん」


勇翔はニコリともせず、コンビニに戻る。


今いろいろ聞かなきゃ何も教えてくれない気がする。


「勇翔っ」


後を追ってコンビニに入ると、お客さんは誰もいなかった。


「なんで…バイトしてるの…?遊び歩いてるわけじゃなかったの…?」


うちの学校はバイト禁止だ。


まぁ勇翔が校則を破るのは日常茶飯事だからそれはいいとしても、野球よりバイトを選んでいるということが分からなかった。


あの野球バカな勇翔がなんで…?


「それ、お前に関係あんの?なんで俺がバイトしてるとか、遊び歩いてるとか、知って何になる」
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