俺がお前を夢の舞台へ
「あぁぁ、むしゃくしゃする」
スポーツドリンクを飲み干し、バットを握る。
「蒼空。今日はもう休め。OB戦だったんだろ?」
監督が俺からバットを取り上げる。
「放っといてください」
バットを奪い返そうとする俺の頭をペチっと叩く。
小学生の頃、よくされたことだ。
高確率で隣に勇翔がいた。
「昔から言ってるだろ。闇雲に練習するな。休むことも練習だと思えって」
「……そうっすね」
監督の言う通り、今日は休んだ方がいい。
体の調子も良くないし、疲れを残したら明日からが大変だ。
そう分かってるけど、何かをしていないと落ち着かない。
彩絢と勇翔の関係に進展があったら嫌だな、とか、勇翔の気が変わって入部が決まったら俺はどうするんだろう、とか。
考えても仕方ないことまで考えてしまう。
スポーツドリンクを飲み干し、バットを握る。
「蒼空。今日はもう休め。OB戦だったんだろ?」
監督が俺からバットを取り上げる。
「放っといてください」
バットを奪い返そうとする俺の頭をペチっと叩く。
小学生の頃、よくされたことだ。
高確率で隣に勇翔がいた。
「昔から言ってるだろ。闇雲に練習するな。休むことも練習だと思えって」
「……そうっすね」
監督の言う通り、今日は休んだ方がいい。
体の調子も良くないし、疲れを残したら明日からが大変だ。
そう分かってるけど、何かをしていないと落ち着かない。
彩絢と勇翔の関係に進展があったら嫌だな、とか、勇翔の気が変わって入部が決まったら俺はどうするんだろう、とか。
考えても仕方ないことまで考えてしまう。