俺がお前を夢の舞台へ
これ…夢?
それとも何か聞き間違えてる…?
ホントに蒼空が私のことを…?
「…ダメ?」
「だっダメじゃない!」
首をブンブン振って否定すると、蒼空は安心したようにフワッと笑った。
昔から変わらない柔らかな笑顔に、胸がくすぐられる。
いつからだろう。
ただの幼なじみだった蒼空が好きな人に変わったのは。
きっと、勇翔が引っ越したあと。
勇翔がいた頃は─…。
─ぎゅ…
「手、繋ご。またナンパされたら困る」
ゴツゴツした大きな手が私の手を包む。
「うんっ!」
まだ冷たい冬の風の中、私たちは新たな1歩を踏み出した。
残酷な運命が動き出しているとも知らずに─…
それとも何か聞き間違えてる…?
ホントに蒼空が私のことを…?
「…ダメ?」
「だっダメじゃない!」
首をブンブン振って否定すると、蒼空は安心したようにフワッと笑った。
昔から変わらない柔らかな笑顔に、胸がくすぐられる。
いつからだろう。
ただの幼なじみだった蒼空が好きな人に変わったのは。
きっと、勇翔が引っ越したあと。
勇翔がいた頃は─…。
─ぎゅ…
「手、繋ご。またナンパされたら困る」
ゴツゴツした大きな手が私の手を包む。
「うんっ!」
まだ冷たい冬の風の中、私たちは新たな1歩を踏み出した。
残酷な運命が動き出しているとも知らずに─…