俺がお前を夢の舞台へ
隣の席に座る彩絢を直視できなくて、スマホに逃げた。
蒼空が俺をにらんでいるのを感じる。
「お前だろ」
「…何が?」
とぼけたけど、蒼空が言いたいことはよくわかった。
ただ、俺はコイツが彩絢と付き合い続けていることに納得がいっていない。
彩絢はコイツと…“秘密”を隠し持っているこんな奴と一緒にいたって幸せになれない。
「彩絢を泣かせたのはお前だろって聞いてんだよ」
「さぁな」
お前にだけは言われたくない。
ゆくゆくは彩絢を傷つけることしかできないこんな奴に、文句を言われたくない。
一触即発の雰囲気を破ったのは彩絢だった。
「昨日のことは勇翔は無関係だから。勇翔を責めないで」
蒼空が俺をにらんでいるのを感じる。
「お前だろ」
「…何が?」
とぼけたけど、蒼空が言いたいことはよくわかった。
ただ、俺はコイツが彩絢と付き合い続けていることに納得がいっていない。
彩絢はコイツと…“秘密”を隠し持っているこんな奴と一緒にいたって幸せになれない。
「彩絢を泣かせたのはお前だろって聞いてんだよ」
「さぁな」
お前にだけは言われたくない。
ゆくゆくは彩絢を傷つけることしかできないこんな奴に、文句を言われたくない。
一触即発の雰囲気を破ったのは彩絢だった。
「昨日のことは勇翔は無関係だから。勇翔を責めないで」