俺がお前を夢の舞台へ
蒼空や尚輝くん、タローたちは皆死に物狂いで練習している。
ランニング、ダッシュ、トレーニング、連ティー、ノック、ほとんど休む間もなく厳しいメニューが展開されていく。
誰も弱音を吐かないで泥々になりながら取り組んでいる。
最後のチャンスだから。
蒼空、尚輝くん、タローは橘内では抜けた才能を持っている。
そんな3人が揃うタイミングがこの先いつ来るかわからない。
蒼空がいるから、尚輝くんがいるから、タローがいるから。
だから私たちは甲子園を目指せる。
特に蒼空が担ってる役割は大きいだろう。
蒼空の野球人生をこんなところで終わらせやしない。
蒼空は甲子園に行って輝くべき人材なんだ。
私には、蒼空が1番キラキラ輝いて見える。
誰よりも声を出していて、誰よりも全力。