俺がお前を夢の舞台へ
それでも、甲子園に行くという夢を叶えるためには、部活を休むわけにはいかない。


夏が終わるまで。


それまでは頑張ろう。


自分で蒔いた種なんだから、自分で頑張らなきゃ……。


蒼空に嫌な思いをさせたのは私。


傷つけたのも私。


私が悪い。


ちゃんと蒼空に謝らなきゃ……。


ちゃんと話して、謝って、自分の気持ち伝えて…。


……自分の気持ち…。


私の気持ちってなんだろう…。


私…蒼空のこと、ちゃんと好きだった…?


分かんないや…。


情けない……。


こんなやつ、蒼空と付き合う資格なかったよね…。


「蒼空…ごめんね……」


ごめんね…蒼空……。
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