俺がお前を夢の舞台へ
「彩絢っ!!」
部活がないからとのんびり帰り支度をしていたら、部活に行ったはずの茉優が慌ただしく教室に飛び込んできた。
「ちょっと来て!」
「えっ!?」
茉優が私の手を掴み、廊下を突っ走る。
「ちょっと茉優!?」
「いいから!」
茉優の目的地はグラウンドだった。
「え……?」
自分が見ているものが信じられなかった。
だって…あの勇翔が打席に立っているから。
マウンドには蒼空が立っているから。
「どういうこと…?」
なんで勇翔が打席に…?
あんなに野球を避けていた勇翔がバットを握っている。
いったい何が……。
勇翔が腰を落とし、まっすぐ前を見つめている。
そこへ、蒼空が渾身のストレートを投げ込んだ─…。
部活がないからとのんびり帰り支度をしていたら、部活に行ったはずの茉優が慌ただしく教室に飛び込んできた。
「ちょっと来て!」
「えっ!?」
茉優が私の手を掴み、廊下を突っ走る。
「ちょっと茉優!?」
「いいから!」
茉優の目的地はグラウンドだった。
「え……?」
自分が見ているものが信じられなかった。
だって…あの勇翔が打席に立っているから。
マウンドには蒼空が立っているから。
「どういうこと…?」
なんで勇翔が打席に…?
あんなに野球を避けていた勇翔がバットを握っている。
いったい何が……。
勇翔が腰を落とし、まっすぐ前を見つめている。
そこへ、蒼空が渾身のストレートを投げ込んだ─…。