俺がお前を夢の舞台へ
退院して、会場に足を運んで、一緒に歓喜を味わいたい。


蒼空と一緒に甲子園に行きたい。


「…もちろん、そのつもり」


蒼空はニッと笑った。


闘志溢れるいつもの蒼空だった。


きっと蒼空は大丈夫。


絶対に良くなる。


蒼空は病気になんて負けない。


そう思える笑顔だった。
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