俺がお前を夢の舞台へ
「…もう、野球部からいなくならないでね」
無理をして体を壊して、またエースを失うなんてもう嫌だ。
橘は、よくも悪くも勇翔がいなきゃ勝てないチームなんだ。
「俺のことを信じろ。絶対大丈夫だから」
力強い口調で言い切る勇翔。
私の返事を待たずにブルペンへと去っていってしまった。
「頼もしいっすね、勇翔さん」
いい汗を流している和樹くんが話しかけてくる。
その顔はいきいきとしていて、冬とは別人のようだ。
「勇翔さんなら大丈夫っすよ。あの人の体、ひくほど頑丈なんで」
「え…?」
「勇翔さんと一緒に自主練してるんです。力の抜き方も上手いし、体の使い方も俺とは全然違う。そう簡単に壊れる人じゃないっす」
和樹くん…。
和樹くんが勇翔と一緒に…?
無理をして体を壊して、またエースを失うなんてもう嫌だ。
橘は、よくも悪くも勇翔がいなきゃ勝てないチームなんだ。
「俺のことを信じろ。絶対大丈夫だから」
力強い口調で言い切る勇翔。
私の返事を待たずにブルペンへと去っていってしまった。
「頼もしいっすね、勇翔さん」
いい汗を流している和樹くんが話しかけてくる。
その顔はいきいきとしていて、冬とは別人のようだ。
「勇翔さんなら大丈夫っすよ。あの人の体、ひくほど頑丈なんで」
「え…?」
「勇翔さんと一緒に自主練してるんです。力の抜き方も上手いし、体の使い方も俺とは全然違う。そう簡単に壊れる人じゃないっす」
和樹くん…。
和樹くんが勇翔と一緒に…?