俺がお前を夢の舞台へ
高校野球には間に合わなくても、大学、社会人と野球を続ければプロになれるかもしれない。


少なくとも、目指すことはできる。


手術を受けなければそれすらも叶わない。


別に、プロになりたいと思って野球をしてきたわけじゃない。


ただ、夢を叶えるために野球をしてきた。


だけど…、その夢を叶えることはできなかった。


野球を“夢を叶えることができなかったもの”として終わらせたくないんだ。


“プロ”という新しい夢を持ってそれを叶えれば、甲子園という夢が叶わなかった悔しさが紛れる気がする。


とにかく、野球で夢を叶えることに意味がある。


そんな、人からは理解されそうにない理由でプロに興味を持った。
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