俺がお前を夢の舞台へ
スコアこそ、0-2のままだけれど、ピッチャーにかかっている負担は天と地の差がある。
菅野くんは効率よくポンポンアウトをとってるけど、勇翔は違う。
肩の痛みを堪えながら、菅野くんの倍以上の球を要しながら、戦っている。
援護もないまま、孤独に。
蒼空がこの試合を見ていたら何て言うかな…。
頑張れよって発破をかける?
それとも、味方を信じて黙って投げ続ける?
きっと蒼空は信じてる。
私たちの勝利を信じて手術を頑張ってる。
「彩絢さん、顔暗いっす」
和樹くんに指摘され、慌てて笑顔を作る。
「ごめんごめん、考え事してて」
私が暗い顔しちゃダメ。
選手は皆頑張ってるんだから。
「ったく。どうせ蒼空のことだろ」
タオルで汗を拭いながら勇翔に睨まれてしまった。
菅野くんは効率よくポンポンアウトをとってるけど、勇翔は違う。
肩の痛みを堪えながら、菅野くんの倍以上の球を要しながら、戦っている。
援護もないまま、孤独に。
蒼空がこの試合を見ていたら何て言うかな…。
頑張れよって発破をかける?
それとも、味方を信じて黙って投げ続ける?
きっと蒼空は信じてる。
私たちの勝利を信じて手術を頑張ってる。
「彩絢さん、顔暗いっす」
和樹くんに指摘され、慌てて笑顔を作る。
「ごめんごめん、考え事してて」
私が暗い顔しちゃダメ。
選手は皆頑張ってるんだから。
「ったく。どうせ蒼空のことだろ」
タオルで汗を拭いながら勇翔に睨まれてしまった。