俺がお前を夢の舞台へ
“ヤンチャ坊主の結城勇翔”の存在は過去のものとなっていったんだ。
小学生の頃から、勇翔が私や蒼空と学校外で会うことはなかった。
だから立ち直れたんだと思う。
勇翔はもう過去の人。
強烈な個性があるヤツだったから鮮明に記憶に残っているだけ。
あぁ、勇翔っていう悪ガキがいたなぁ。
私にとってはそんな感覚だったんだ。
今も昔も、蒼空が勇翔に対してどう思っているのかは知らない。
二人の仲が良くなかったのは事実。
でも、勇翔が勝手に引っ越したことに1番怒っていたのも蒼空だ。
一緒に甲子園に行くという約束を破られ、裏切られたと思ったのかもしれない。
でも、翌日には全てを忘れたかのように振る舞い、蒼空が“勇翔”という単語を口にすることはなくなった。
今の今まで、勇翔の話は一度もしていない。
去年、そろそろ時効だろうと思って勇翔の名前を出しかけたときは、これでもかってくらい凄まれたから、二度と勇翔の名前は出せない。
小学生の頃から、勇翔が私や蒼空と学校外で会うことはなかった。
だから立ち直れたんだと思う。
勇翔はもう過去の人。
強烈な個性があるヤツだったから鮮明に記憶に残っているだけ。
あぁ、勇翔っていう悪ガキがいたなぁ。
私にとってはそんな感覚だったんだ。
今も昔も、蒼空が勇翔に対してどう思っているのかは知らない。
二人の仲が良くなかったのは事実。
でも、勇翔が勝手に引っ越したことに1番怒っていたのも蒼空だ。
一緒に甲子園に行くという約束を破られ、裏切られたと思ったのかもしれない。
でも、翌日には全てを忘れたかのように振る舞い、蒼空が“勇翔”という単語を口にすることはなくなった。
今の今まで、勇翔の話は一度もしていない。
去年、そろそろ時効だろうと思って勇翔の名前を出しかけたときは、これでもかってくらい凄まれたから、二度と勇翔の名前は出せない。