隣の不器用王子のご飯係はじめました




戸惑った様子ながらも拒否はされなかった。

私は表情筋が緩みそうになるのを必死に堪える。


言い出したレナさんは、何故か一番嬉しそうに笑って言った。



「じゃ、あたしも付いて行って後ろから二人をこっそり見守ろう。……うふふ、これはまた良いネタになるぞ」



遠坂くんはそれを聞くと表情を強張らせ、「それだけはやめて」と強く言い放った。



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