隣の不器用王子のご飯係はじめました
修学旅行のサプライズ
◇
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楽しみにしていた修学旅行、二泊三日沖縄の旅が始まった。
人生初の飛行機に乗って降り立ったこの地は、見るもの全てが新鮮だった。
班行動の時も、特に杉野くんと気まずい雰囲気になることもなく楽しい思い出のまま終わった。
「いやー、にしても最っ高だわ沖縄!あとは在花から恋バナ聞けたら完璧なんだけどなぁ」
由梨がそんなことを言い出したのは、ホテルの大浴場でのことだった。
広々としたお風呂につかりながら、私の顔を見てにやりとする。
「はああ……とうとう付き合っちゃったのかこいつー!うらやましいぞ!」
「う、うん」
遠坂くんと付き合い始めたことは、告白された翌日に由梨に伝えた。
若干の不安はあったけど、由梨は手放しで喜んでくれた。
「で?で?キスぐらいはしたの?」
「きっ……ま、まだ付き合って一週間ぐらいだから!」
「あはは、在花真っ赤になってる。かーわいい」
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楽しみにしていた修学旅行、二泊三日沖縄の旅が始まった。
人生初の飛行機に乗って降り立ったこの地は、見るもの全てが新鮮だった。
班行動の時も、特に杉野くんと気まずい雰囲気になることもなく楽しい思い出のまま終わった。
「いやー、にしても最っ高だわ沖縄!あとは在花から恋バナ聞けたら完璧なんだけどなぁ」
由梨がそんなことを言い出したのは、ホテルの大浴場でのことだった。
広々としたお風呂につかりながら、私の顔を見てにやりとする。
「はああ……とうとう付き合っちゃったのかこいつー!うらやましいぞ!」
「う、うん」
遠坂くんと付き合い始めたことは、告白された翌日に由梨に伝えた。
若干の不安はあったけど、由梨は手放しで喜んでくれた。
「で?で?キスぐらいはしたの?」
「きっ……ま、まだ付き合って一週間ぐらいだから!」
「あはは、在花真っ赤になってる。かーわいい」