ネトゲ女子は結婚生活を楽しみたい!
これで私の弱みを握ったとでも!?
「うまいこと見せてますけど、手にコーラとポテチのレジ袋があるのわかります?これ、私がただコンビニに寄っただけの写真じゃないですか。浮気現場を押さえたみたいに言わないでくださいよ」
まったく、冷静にみたらすぐわかるのに―――直真さんが微笑んでいた。
だよねえ。
こんな記事に誰も騙されない。
「姫愛さん、部屋から出てもらえますか?」
「直真お兄様、待って―――」
突き飛ばすように部屋の外に姫愛ちゃんを追い出すと、鍵をかけた。
外からドアをガチャガチャさせながら、姫愛ちゃんがなにか言っていたけど、直真さんは完全無視で雑誌をゴミ箱に投げ捨てた。
「有里。こいつに近寄らない約束じゃなかったか?」
「そうは言っても偶然に出会ったものは回避のしようがないっていうか」
無茶ぶりにもほどがある。
電話が鳴り響き、それを無視して直真さんは言った。
「うまいこと見せてますけど、手にコーラとポテチのレジ袋があるのわかります?これ、私がただコンビニに寄っただけの写真じゃないですか。浮気現場を押さえたみたいに言わないでくださいよ」
まったく、冷静にみたらすぐわかるのに―――直真さんが微笑んでいた。
だよねえ。
こんな記事に誰も騙されない。
「姫愛さん、部屋から出てもらえますか?」
「直真お兄様、待って―――」
突き飛ばすように部屋の外に姫愛ちゃんを追い出すと、鍵をかけた。
外からドアをガチャガチャさせながら、姫愛ちゃんがなにか言っていたけど、直真さんは完全無視で雑誌をゴミ箱に投げ捨てた。
「有里。こいつに近寄らない約束じゃなかったか?」
「そうは言っても偶然に出会ったものは回避のしようがないっていうか」
無茶ぶりにもほどがある。
電話が鳴り響き、それを無視して直真さんは言った。