ネトゲ女子は結婚生活を楽しみたい!
転勤
「秋の人事で転勤になる」
「やっぱりー!!」
思わず、クッションに顔を埋めた。
そして、顔をあげてスーツ姿の直真さんを見た。
スーツが似合っている―――って今、それはいい。
「直真さん、本当にごめんなさい」
「それは、なんの謝罪だ?」
「私、一緒には行けません。左遷っていうからにはアラスカとか離島とかでしょ?ネット環境の悪い海外はちょっと」
申し訳ないけど単身赴任してもらおう。
「おい」
「サービスしてないような地域だとゲームにログインできなくて困るし、時差でゴールデンタイムがずれるじゃないですか?」
「有里、お前。ゲームと俺、どっちが大事なんだ?」
「それ、女が男に『私と仕事どっちが大事なの?』って聞くのと同じですよ?」
はー、愚問も愚問よ。
「ゲームは仕事じゃないだろ!?」
「は?ゲームは仕事ですよ」
「ふざけんなっ!」
「やっぱりー!!」
思わず、クッションに顔を埋めた。
そして、顔をあげてスーツ姿の直真さんを見た。
スーツが似合っている―――って今、それはいい。
「直真さん、本当にごめんなさい」
「それは、なんの謝罪だ?」
「私、一緒には行けません。左遷っていうからにはアラスカとか離島とかでしょ?ネット環境の悪い海外はちょっと」
申し訳ないけど単身赴任してもらおう。
「おい」
「サービスしてないような地域だとゲームにログインできなくて困るし、時差でゴールデンタイムがずれるじゃないですか?」
「有里、お前。ゲームと俺、どっちが大事なんだ?」
「それ、女が男に『私と仕事どっちが大事なの?』って聞くのと同じですよ?」
はー、愚問も愚問よ。
「ゲームは仕事じゃないだろ!?」
「は?ゲームは仕事ですよ」
「ふざけんなっ!」