ネトゲ女子は結婚生活を楽しみたい!
救い
「直真さん、私、竜成に拉致られました」
なるべく、声のトーンを落とし、こそっと言った。
電話したことがバレたら、場所を移動されるかもしれない。
『今、どこだ?』
「試着室です。どこなのか土地勘ないから、わからないんですよー!」
『落ち着いて、思いつくものすべて言え』
「大きい川があって、ショップがずらっと並んでます」
『わかった。すぐに行く』
ブツッと切れた。
えっ?これだけで?
直真さーん!やっぱり頼りになるよ!
「お客様」
「あ、はいはーい。ぴったりでした」
適当なことを言っておいた。
竜成は私が電話したことも気づいていない。
「レストランで食事をしようか」
なんて定番おきまりコースを言ってきた。
「わかったわよ」
「なんでそんな好戦的なんだよ。食事くらい楽しんでもいいだろ?」
なるべく、声のトーンを落とし、こそっと言った。
電話したことがバレたら、場所を移動されるかもしれない。
『今、どこだ?』
「試着室です。どこなのか土地勘ないから、わからないんですよー!」
『落ち着いて、思いつくものすべて言え』
「大きい川があって、ショップがずらっと並んでます」
『わかった。すぐに行く』
ブツッと切れた。
えっ?これだけで?
直真さーん!やっぱり頼りになるよ!
「お客様」
「あ、はいはーい。ぴったりでした」
適当なことを言っておいた。
竜成は私が電話したことも気づいていない。
「レストランで食事をしようか」
なんて定番おきまりコースを言ってきた。
「わかったわよ」
「なんでそんな好戦的なんだよ。食事くらい楽しんでもいいだろ?」