ネトゲ女子は結婚生活を楽しみたい!
「行くぞ、有里」
直真さんは私の手を握ると、エレベーターに乗り、悪い顔をして目を細めた。
―――嫌な予感がする。
扉がしまる瞬間、顔を近づけるとキスをした―――
「……っ!?」
直真さんは見えなかっただろうけど、私には奥様達の驚きと嫉妬、なんとも言えない表情がばっちり見えていた。
ぱたんとエレベーターのドアが閉まると、直真さんが唇を離した。
「これで、ごちゃごちゃ言ってこないだろ」
「今ので一気に私への敵対心が上がったじゃないですか!」
「はあ?敵対心?」
訳が分からないという顔で直真さんは言ったけど、私はぶるぶると震えた。
あきらかに奥様達が私に嫉妬してたからだよっっ!!
直真さんは満足そうにしていたけど、私と奥様連合の戦いはままだまだ続くようだった―――
【了】
直真さんは私の手を握ると、エレベーターに乗り、悪い顔をして目を細めた。
―――嫌な予感がする。
扉がしまる瞬間、顔を近づけるとキスをした―――
「……っ!?」
直真さんは見えなかっただろうけど、私には奥様達の驚きと嫉妬、なんとも言えない表情がばっちり見えていた。
ぱたんとエレベーターのドアが閉まると、直真さんが唇を離した。
「これで、ごちゃごちゃ言ってこないだろ」
「今ので一気に私への敵対心が上がったじゃないですか!」
「はあ?敵対心?」
訳が分からないという顔で直真さんは言ったけど、私はぶるぶると震えた。
あきらかに奥様達が私に嫉妬してたからだよっっ!!
直真さんは満足そうにしていたけど、私と奥様連合の戦いはままだまだ続くようだった―――
【了】