ネトゲ女子は結婚生活を楽しみたい!
「お風呂上がりの直真さんを撮らせてくださ――――」
言い終わる前に手元にあったクッションをボスっと有里に投げつけた。
「またジジイに画像を送るつもりか」
「えっ?えーと」
不自然に目をそらした。
これは確実クロだ。
「知っているんだぞ。前まではメールだったくせにあのジジイ。トークアプリを使いこなしていたからな。どうせお前が教えたんだろう!」
「そうですけどー」
少しは隠そうとしろよ。
こいつ、悪いと微塵も思ってないからな!
「その画面はなんだ?」
「あ、これですか?いつものネトゲです。もうっ!興味あるなら、言ってください。キャラ作成します?それとも、私のキャラでちょっと遊んでみます?伊吹とチャットしますか?今、多分、パーティに行ってないんで、話せますよ」
嬉しそうに有里がコントローラーを『さあ!!どうぞ!!』と差し出した。
違うだろっっっ!!
頬がひきつるのがわかった。
本当にこいつは一体何なんだ?
今日一番の嬉しい顔だったんだが。
「違う」
「違うんですか……」
しゅんっと有里はコントローラーを置いた。
おい、待てよ。
他の女に嫉妬している時より、今、落ち込まなかったか?
「はぁ……。せっかく興味持ってくれたって思ったのに。直真さんもハマってくれたら、アイテム取りやすくなるのになー」
「本音がダダ漏れしてるぞ」
なにがアイテムだ。
大事なのはそこじゃないだろ!?
言い終わる前に手元にあったクッションをボスっと有里に投げつけた。
「またジジイに画像を送るつもりか」
「えっ?えーと」
不自然に目をそらした。
これは確実クロだ。
「知っているんだぞ。前まではメールだったくせにあのジジイ。トークアプリを使いこなしていたからな。どうせお前が教えたんだろう!」
「そうですけどー」
少しは隠そうとしろよ。
こいつ、悪いと微塵も思ってないからな!
「その画面はなんだ?」
「あ、これですか?いつものネトゲです。もうっ!興味あるなら、言ってください。キャラ作成します?それとも、私のキャラでちょっと遊んでみます?伊吹とチャットしますか?今、多分、パーティに行ってないんで、話せますよ」
嬉しそうに有里がコントローラーを『さあ!!どうぞ!!』と差し出した。
違うだろっっっ!!
頬がひきつるのがわかった。
本当にこいつは一体何なんだ?
今日一番の嬉しい顔だったんだが。
「違う」
「違うんですか……」
しゅんっと有里はコントローラーを置いた。
おい、待てよ。
他の女に嫉妬している時より、今、落ち込まなかったか?
「はぁ……。せっかく興味持ってくれたって思ったのに。直真さんもハマってくれたら、アイテム取りやすくなるのになー」
「本音がダダ漏れしてるぞ」
なにがアイテムだ。
大事なのはそこじゃないだろ!?