ネトゲ女子は結婚生活を楽しみたい!
マンションに帰ると有里は青汁の箱を並べて呻いていた。
それが嫌なら、観念して野菜を食えよ。
俺の皿に黙って野菜を入れやがって。
「野菜は好きなんですけどねー」
「なら、食えよ」
「一日の許容量があるんですよ。私の体には。それを守っています!」
「お前が守るべきなのは野菜の一日の摂取基準だろ!」
まともに相手をすると疲れるな。
水でも飲むかと冷蔵庫を開けるとコーラやジンジャーエール、サイダーが並んでいた。
ご当地サイダーには、わざわざ『有里』と名前が書いてある。
―――飲まねえよ。
「お前の大好きなコーラにでも混ぜて飲めよ」
皮肉のつもりで言うと、有里は真顔で答えた。
「神聖なコーラに毒を入れないでください」
「なにが毒だ!お前の体を心配して言ってるんだろうが!」