ネトゲ女子は結婚生活を楽しみたい!
鬼の居ぬ間に!【有里視点】
「有里。海外支店に行く用事が出来た。海外出張に行ってくる。だが、俺との約束は守れ」
「はぁ」
北海道展でゲットしたサキイカをもぐもぐと食べながら、あいまいな返事をして頷いた。
今日の午後の仕事の合間に直真さんに内緒でこっそりデパートに行き、北海道展でサキイカを買ってきた。
大袋に入ったサキイカを直真さんはまじまじと見つめていたので、『どうぞー』と差し出したけど、首を横に振って断られた。
食べればいいのに。
「もっと緊張感を持て。冒頭いきなりサキイカ食べるヒロインなんかいないぞ」
ヒロイン?なんのこと?
どうやら、直真さんはサキイカどころではないらしい。
それに海外出張なんて珍しい。
「なにかあったんですかー?」
「いろいろとな。会社の経営に関わることではない。安心しろ」
「はぁ」
教えてくれる気はないみたいだったので、とりあえず、アイテム合成をした。
パソコンから『ばしゅーんっ』とアイテムが合成成功した音がして、直真さんの頬がひきつっていた。
「はぁ」
北海道展でゲットしたサキイカをもぐもぐと食べながら、あいまいな返事をして頷いた。
今日の午後の仕事の合間に直真さんに内緒でこっそりデパートに行き、北海道展でサキイカを買ってきた。
大袋に入ったサキイカを直真さんはまじまじと見つめていたので、『どうぞー』と差し出したけど、首を横に振って断られた。
食べればいいのに。
「もっと緊張感を持て。冒頭いきなりサキイカ食べるヒロインなんかいないぞ」
ヒロイン?なんのこと?
どうやら、直真さんはサキイカどころではないらしい。
それに海外出張なんて珍しい。
「なにかあったんですかー?」
「いろいろとな。会社の経営に関わることではない。安心しろ」
「はぁ」
教えてくれる気はないみたいだったので、とりあえず、アイテム合成をした。
パソコンから『ばしゅーんっ』とアイテムが合成成功した音がして、直真さんの頬がひきつっていた。