ネトゲ女子は結婚生活を楽しみたい!
これが乙女ゲームでいうところのレアスチルというものか。
なかなかコンプリートさせてくれないんだから。
「なんだ?にやにやしながら、じっと見て」
「いえ、目に焼き付けていただけです」
「……またロクでもないこと考えていたのか」
どうしてそうなるのか。
「飲み会、どうでした?」
「社長が親しくしている班目という男がきていた」
ん?そうじゃなくてさ。
「態度の悪い男だった」
まじまじと直真さんを見た。
「なんだ?」
「いえ。直真さんに悪いと言われるくらいだから、相当だなって」
「喧嘩売ってんのか」
「やだなー。冗談ですよ」
嘘を付けよと言っていたのを無視した。
「それで、あの姫ちゃん―――姫愛ちゃんは直真さんとどういった関係で?」
「桜の宮会の新年会に子会社の社長家族が毎年、招待される。それで前々から知っていただけだ」
「なるほど」
なかなかコンプリートさせてくれないんだから。
「なんだ?にやにやしながら、じっと見て」
「いえ、目に焼き付けていただけです」
「……またロクでもないこと考えていたのか」
どうしてそうなるのか。
「飲み会、どうでした?」
「社長が親しくしている班目という男がきていた」
ん?そうじゃなくてさ。
「態度の悪い男だった」
まじまじと直真さんを見た。
「なんだ?」
「いえ。直真さんに悪いと言われるくらいだから、相当だなって」
「喧嘩売ってんのか」
「やだなー。冗談ですよ」
嘘を付けよと言っていたのを無視した。
「それで、あの姫ちゃん―――姫愛ちゃんは直真さんとどういった関係で?」
「桜の宮会の新年会に子会社の社長家族が毎年、招待される。それで前々から知っていただけだ」
「なるほど」