ネトゲ女子は結婚生活を楽しみたい!
そんなわけで、スーツを脱ぎ、パーカーにデニムという、直真さんと一緒にいると出番がない服を着た。
なぜ、そんな無駄な服をわざわざ持ってきたのかって?
チャキッと変装用のキャップとメガネを装着した。
「それは!ゲーセンに行くため!」
財布とスマホ、家の鍵を持ち、裏の勝手口から家を出た。
―――脱出成功!!
つまりよ?
仮にも宮ノ入グループ会長の孫にして、今は専務だけど。
そんな偉い立場の人の妻がまさかのゲーセン通いなんて知られたら大変じゃない?
だから、変装してわからないようにしている。
これでも気を遣ってるんだよ。
こんな私でも。
「さて。最初はやっぱりぐるっと一回りして、気になったゲームを軽くプレイしていこう」
がっつり一万円札を小銭に換えた。
「格ゲーは久しぶりだし、無理かも」
私も歳をとったものね。
一時期は酔拳の有里ちゃんと呼ばれていたのに。
なぜ、そんな無駄な服をわざわざ持ってきたのかって?
チャキッと変装用のキャップとメガネを装着した。
「それは!ゲーセンに行くため!」
財布とスマホ、家の鍵を持ち、裏の勝手口から家を出た。
―――脱出成功!!
つまりよ?
仮にも宮ノ入グループ会長の孫にして、今は専務だけど。
そんな偉い立場の人の妻がまさかのゲーセン通いなんて知られたら大変じゃない?
だから、変装してわからないようにしている。
これでも気を遣ってるんだよ。
こんな私でも。
「さて。最初はやっぱりぐるっと一回りして、気になったゲームを軽くプレイしていこう」
がっつり一万円札を小銭に換えた。
「格ゲーは久しぶりだし、無理かも」
私も歳をとったものね。
一時期は酔拳の有里ちゃんと呼ばれていたのに。