ネトゲ女子は結婚生活を楽しみたい!
班目さんに?
でも、その目的がわらなくて、この間から直真さんが探ってる―――そんな話らしい。
「瀧平の株を買うか?」
「いえ。ここで宮ノ入が焦って株を買えば、株価が上がり、班目は売って多額の利益をだす。なるべく、それは避けたい。なるべく向こうの利益を最小限にしておかないと、後々調子に乗りますからね」
「相手の思惑に乗りたくないか。直真らしい判断だ」
へー。マネーゲームみたい。
羊羮を食べながら、二人の話を黙って聞いていた。
「ふむ。まあ、いい。班目の件は任せる」
直真さんは鋭い目をし、うなずいた。
その目からして、腹の中では『早く帰れよ』と思っているのが、丸分かりだった。
おじいちゃんは満足したのか、直真さんの空気を察したのか、立ち上がりSP達を呼びつけた。
「帰る」
「あ、私、そこまで送って行きますね」
お茶のカップを置いて、おじいちゃんに杖を渡した。
でも、その目的がわらなくて、この間から直真さんが探ってる―――そんな話らしい。
「瀧平の株を買うか?」
「いえ。ここで宮ノ入が焦って株を買えば、株価が上がり、班目は売って多額の利益をだす。なるべく、それは避けたい。なるべく向こうの利益を最小限にしておかないと、後々調子に乗りますからね」
「相手の思惑に乗りたくないか。直真らしい判断だ」
へー。マネーゲームみたい。
羊羮を食べながら、二人の話を黙って聞いていた。
「ふむ。まあ、いい。班目の件は任せる」
直真さんは鋭い目をし、うなずいた。
その目からして、腹の中では『早く帰れよ』と思っているのが、丸分かりだった。
おじいちゃんは満足したのか、直真さんの空気を察したのか、立ち上がりSP達を呼びつけた。
「帰る」
「あ、私、そこまで送って行きますね」
お茶のカップを置いて、おじいちゃんに杖を渡した。