ネトゲ女子は結婚生活を楽しみたい!
しかも、鍵がかかっている。
あんな怒っている顔をした直真お兄様を見たのは初めてだった。
「やっぱり、おかしいわ」
どうみても仕事で失敗し、叱られていたとしか思えない。
もしかして班目さんを有里さんが怒らせたんじゃない?
それで、叱られていた―――納得がいく。
今は入らない方がいいわね……。
直真お兄様の足を引っ張るなんて有里さんには困ったものだわ。
私なら、絶対にそんなことないのに。
そう思いながら、部屋の前から立ち去った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「直真お兄様、今日はもうお帰りですか?」
帰る前に会わないと!と思って急いでやってくると、二人は帰る支度をしていた所だった。
「有里と久しぶりに外で食事をすることになったので、今日は帰りますが、何か用事でも?」
「直真お兄様に大事なお話があるんです!」
「それは?」
私はわざと有里さんをチラッと見た。
あんな怒っている顔をした直真お兄様を見たのは初めてだった。
「やっぱり、おかしいわ」
どうみても仕事で失敗し、叱られていたとしか思えない。
もしかして班目さんを有里さんが怒らせたんじゃない?
それで、叱られていた―――納得がいく。
今は入らない方がいいわね……。
直真お兄様の足を引っ張るなんて有里さんには困ったものだわ。
私なら、絶対にそんなことないのに。
そう思いながら、部屋の前から立ち去った。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「直真お兄様、今日はもうお帰りですか?」
帰る前に会わないと!と思って急いでやってくると、二人は帰る支度をしていた所だった。
「有里と久しぶりに外で食事をすることになったので、今日は帰りますが、何か用事でも?」
「直真お兄様に大事なお話があるんです!」
「それは?」
私はわざと有里さんをチラッと見た。