青空

存在がお守り 幸矢

今日から7月
部活もそろそろ本気モード
8月のはじめに夏の試合があるから

負けてられねー。
初の試合で負けたから

「下村、お疲れー、絶対に負けるなよ!」
幸矢「うっす!」
「今の調子でいったら大丈夫やけ」
幸矢「あざーす!」

今はみんなに期待されている
だからその期待を裏切らずに、、
負けたら絶対、次こそ退部
勝ったら多分、せめて2年になるまでは
続けられるはず!

放課後
日向「お疲れー!」幸矢「うーっす!」
今日も川越は待ってくれてた
いつも飽きずに最後まで応援してくれる

日向「もうすぐ大会だよねー、クラスの奴らが言ってたー。下村、、あいつだけは注意だなって」
幸矢「わー、あいつら!、部活以外でも、、プレッシャーかかるー」
日向「あまり、考えすぎないように!今まで練習した成果を見せることだけよ!うちも来れたら行くから!」
幸矢「おう!わー、さらにプレッシャーかかるーw」
日向「あははwだめでも何もしないってー」

ま、内心、いてくれた方が頑張れるけど
川越の前では失敗したとこを見せたくないから

だから、いつもの部活でも頑張れる
何かかっこつけてるみたいになったけど
ほっとした、、

ほんとに何でも川越には感謝してるし励みになる!

部活の時間も長くなった
いつもは18時半には終わるのに19時過ぎてる

そして次の日も。

日向「お疲れー!」
それでも川越は変わらず待ってくれている
幸矢「おう!遅くなってすまんな!ってデートかよw」
日向「ww遅くまで大変でしょ?」
幸矢「まあなw大会までずっとこれだし、、」
日向「マイナスなってるよー」
幸矢「あ、いけねぇ、ついついw」
日向「無理に頑張るのもいけないけどね!」
幸矢「うす!川越はいつも待ってくれているのに俺は何もできてねぇな、、」
日向「ううん、大丈夫だよ。うちが待ちたいから待ってるだけー!」
幸矢「サンキュー!心強い!」
日向「え、今、なんて?」
幸矢「んいや、何でもないw」
日向「もーwなんか聞こえたよー」
幸矢「いてっ!」
日向「あ、ごめんね、、ついww」

背中を叩かれた
ほんとは痛くなかった
でも、変わりにドキドキしてきた

帰宅しても次の日になっても
ドキドキが止まらない

日向:おっはよー!また、帰り待ってるー!
くじけずにファイトo(`ω´ )o
幸矢:サンキュー!がんばる^ ^

LINEがきただけでドキドキするし
頑張れる

いや、逆にドキドキして頑張れねぇやw
「下村ー!ぼーっとしてる!」

最近、俺が変わったかわからないけど
友達も増えた
幸矢「眠たかっただーけw」
「嘘だぁw昨日、見たぞwEのやつと帰りよるのw」
幸矢「wwただの友達だしーw」
「ほんとー?怪しいぞー?」

ただの友達。
学校で仲良くなって一緒に帰ってるだけ
でも、何か違う気がする、、
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