僕が愛した歌姫
『実験について探る』
といっても、細かい部分は何も決めてこなかった。
突っ立っていれば明らかに怪しいのでとりあえず歩きはじめる。
院内に入れれば、ついでにリナに会えるかもしれない。
という期待を抱いていたため、時刻は夜中の12時間近。
廊下に人が少ない分目立つハズなのに、声をかけてくる人は誰もいない。
大丈夫かよここのセキュリティーは。
なんて思いながら、エレベーターで適当にボタンを押す。
一瞬、昨日までいた病棟へ行ってみようかと思ったが、さすがにバレるだろうからやめておいた。
そして……付いた先は屋上の一階下。
患者の出入りはない階だった。
エレベーターを降りると消灯時間はとっくの前に過ぎているというのにこの階だけは明々と電気がついていた。
といっても、細かい部分は何も決めてこなかった。
突っ立っていれば明らかに怪しいのでとりあえず歩きはじめる。
院内に入れれば、ついでにリナに会えるかもしれない。
という期待を抱いていたため、時刻は夜中の12時間近。
廊下に人が少ない分目立つハズなのに、声をかけてくる人は誰もいない。
大丈夫かよここのセキュリティーは。
なんて思いながら、エレベーターで適当にボタンを押す。
一瞬、昨日までいた病棟へ行ってみようかと思ったが、さすがにバレるだろうからやめておいた。
そして……付いた先は屋上の一階下。
患者の出入りはない階だった。
エレベーターを降りると消灯時間はとっくの前に過ぎているというのにこの階だけは明々と電気がついていた。