僕が愛した歌姫
そして、病棟の壁にへばりついて入り口を確認するとそこには2人の警備員が立っていた。
「2人もいんのかよ」
俺は舌打ちをして呟く。
夜中で人の通りも全くないくせに、しっかり見張っている。
「どうする?」
ヒロシに言われて、俺は返事をする前に病棟内の地図を確認した。
ここですぐにバレてしまったら、俺たちはもうリナを連れ出すことが出来ないだろう。
頭の中でリナの部屋までの道のりを想像し、慎重に行動しないといけない。
と、その時だった。
ついさっきまで隣にいたヒロシの姿がなかった。
「ヒロシ……?」
「2人もいんのかよ」
俺は舌打ちをして呟く。
夜中で人の通りも全くないくせに、しっかり見張っている。
「どうする?」
ヒロシに言われて、俺は返事をする前に病棟内の地図を確認した。
ここですぐにバレてしまったら、俺たちはもうリナを連れ出すことが出来ないだろう。
頭の中でリナの部屋までの道のりを想像し、慎重に行動しないといけない。
と、その時だった。
ついさっきまで隣にいたヒロシの姿がなかった。
「ヒロシ……?」