僕が愛した歌姫
手を突っ込んで探ってみると――大きな種が出てきたのだ。


どうしてこんなものが?


そう思ったけれど、この服は1度しか着ていない。


つまり、リナが最後に入れたものだったんだ。


俺はこれがリナのメッセージだったんだと解釈して、花屋を開業した。


そして、今日リナとクウナちゃんの花が到着したってワケだ。


「白い花の名前はrina」


花言葉は――
――強く 強く
        抱きしめて――。
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