互いに堕ちるその先に

「えっ?!調べてどうすの?」

新の動揺する声が返ってきた。
分からねぇ。
けど。

「欲しい。」

そう思ったんだ。
何故かなんてわかんねぇ。
この気持ちがなんなのかも。

「調べる事は出来ると思うけど、
あんな子見た事ないし、
情報が確実に出てくるか分からないよ?
あんなに綺麗な子なら、
俺の耳に入って来てるだろうし。」

確かに、
新はキャバクラの見回りもしてるから、
キャバクラのボーイだの
スカウトだの、人伝えにしろ
綺麗な女の情報は入ってくる。

顔もいいからそれなりに
綺麗な女も寄ってくる。

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