精霊王の娘
魔導士は精霊と契約してはじめて魔導士と呼ばれ、魔術を使ったり魔術具を作ったりすることができるようになる。魔術の源は魔力だが、人間は魔力を持っていないから、その魔力を精霊から借り受けるのだ。だから、精霊と契約できない人間は魔導士にはなれない。
「精霊が見えても精霊の力を使えない人間なんてはじめてだ。三歳の子供だって簡単な風や火くらいおこせるというのにな! お前みたいな使えない人間を食わせてやるほど、わしはお人よしではないんでね」
精霊と契約する力のないものは、精霊の姿を見ることができないと言われている。精霊の姿を見ることができてはじめて、精霊と契約交渉のテーブルに着くことができるのだ。
「精霊が見えても精霊の力を使えない人間なんてはじめてだ。三歳の子供だって簡単な風や火くらいおこせるというのにな! お前みたいな使えない人間を食わせてやるほど、わしはお人よしではないんでね」
精霊と契約する力のないものは、精霊の姿を見ることができないと言われている。精霊の姿を見ることができてはじめて、精霊と契約交渉のテーブルに着くことができるのだ。