.*・゚ .゚・*.赤い瞳.*・゚ .゚・*.
車が学園前に着くと使用人の烏がドアを開ける
「サナお嬢様、到着致しました」
降りると複数の生徒から今日も少し視線を感じるが気にしないで車から降りる
『…』
ドア出ると横に止まっている車から丁度親友の朱里が出てきてお互いに目が合い自然に微笑む
朱里はピンクの綺麗な瞳を輝かせながら、こちらに向かって走って来る
一応お嬢様なのにね…
「おはよ!サナ!」
そう言い軽く抱きついてくる
彼女の少しくせっ毛のある濃いグリーン色のふわふわの髪の毛を撫でる
どこかケセランパサランの様にも見えてく来て可愛さが増して見える
『おはよう、朱里』
今日も元気なこの少女は白井朱里
世界でも有名なブランドであるグリーンという名のファッションブランドのご令嬢である。
小さい頃に社交界て会った時に明るく話しかけてきた純粋な彼女に惹かれて今では親友と呼べる存在。
彼女を一言で表すと可愛らしいお花のような感じだ。
ピンクの大きな瞳を持ち、グリーンの少しクセのあるふわふわのボブヘアーは彼女の顔の小ささをよく表している
何事にも真っ直ぐで努力家の彼女は勉強も運動もでき生徒会副会長でもあり、小さい頃から文武両道で有名だ。
だけど彼女は、とてつもなく優しくて、令嬢だからと見栄を張らない、そこが彼女を尊敬できる部分でもある
「サナ?」
あぁ、ぼーっとしてしまってたみたい
しっかりしないと、、
今日から高校2年生である
教室に入ると見知ってる人が多いけれど、
私たち2人に話しかけてくる人は誰もいない
もしも目が合ったらぺこりと頭を下げるだけ
自分の席に座るとアプリで魔法のiらんどと言う小説を開き読み始める
小学生の時から周りの子達が読み始め、今でも読み続けている
色んなジャンルのお話が沢山詰め込まれていて、面白いものが多いから飽きることなんてまぁありえ
「ねぇサナ」
急に名前を呼ばれ驚きながらも前の席に座る朱里に少し驚く
『朱里?』
私は真ん中の1番後ろだ朱里は窓側の席だったはず
あかりがニコッと微笑むと手で交代してもらったのと指を交差する
「ふふっ…席が遠いなんてやでしょ?」
『ありがとうね、』
こういうことも社交的な彼女だからできること
「ねぇさな、今日うちに来ない?」
今日は父親に呼ばれているから行きたいけど行くことは出来ない
『ごめんね、今日は用事があるの…』
「何かあったら、伝えてね」
その表情で理解したのか朱里はこの件に関してこれ以上の聞くことは無かった
担任のメガネの細井先生が入ってきて挨拶をしている時
つんつん…
机の上に左横から指でつつかれ横をむくと
暗い青い目の黒髪の男に呼ばれ振り向く
そして、私の前に座っている朱里を指さして
「紹介して」と口パクで伝えてくる
ほかの女の子たちが彼の方をチラチラ見ながら顔を赤らめている
それに対してヘラヘラ笑いながら手を振って笑顔を振り向いている彼に不信感を抱き
このまま無視して変に恨まれるのは嫌だからノートの端をちぎり
直接話しかけた方が喜ぶよ?
と書くと机の上にサッと置く
彼は目を輝かせているのだろうか分からないがこれ以上関わりたくないから無視して前を向く
さっき直接言った方が喜ぶと言ったのは本当のことだ
前に恋バナをした時に遠回しの人よりもグイグイ来る積極的な人が好きだと彼女自身がゆっていたから
この先の運命はあかり自信が決めることだ
人の恋愛に関わっていいことなんてひとつもない、だから距離感が大切
1時間目の授業が終わると朱里は先生に分からないところを聞きに行くと颯爽と出て行ってしまった
偉すぎる、、
そんな彼女は本当に努力家で真面目だ
私は1人になる
周りから視線を感じニコッと微笑むだけ微笑んでスマホの画面をつけて大好きな恋愛小説の話の続きを読み進める
ずっとハマっている作品だ
単行本にもなっていてもう23巻まで来ているがまだまだ終わりそうにはない
異世界転生した人間が生き返りもう一度新たな人生をあゆむと言うものだ
初めてであった時に話の内容と描写が綺麗でそれからずっと購入し続けている
作者は新田 真城という名だ
しかし、この作者、とても不思議でサイン会もなし、インタビューも本人は一切関わらない
正体不明なのだ
でも逆に読者からしたら色んな妄想ができるから私はいいと思う
ずっと完結しないで続いて欲しい
ただそう願うことしか出来ない
スマホの画面を閉じる前にしおりを挟むと丁度朱里が帰ってきて、次の時間は自習だよとクラスの皆に伝えた
彼女が職員室まで先生といっていたからついでに頼まれたのだろう
「ねぇねぇ…君なんて言うの?」
左横から例の彼が朱里に話しかける
「こんにちは、白井朱里と申します。だけど、自分の名前を言うのが先じゃないかしら?」
そう言うと
例の彼は「そうだね」と頭を少しかきながら「末永 洸、洸でいいよ!」
そう言いニコッと笑う
その笑顔が少し怖いと感じる私は彼から距離を取り目を逸らす
「ありゃ、君には少し嫌われてるみたい」
その言葉に少しムカついたけどニコッと微笑むだけ微笑んで無視する
でも朱里の事を知らないなんて子息でないのは明らかだ
子息ならパーティーでよく見かけるはずだ
特待生か…
チャラチャラしているけど頭はいいみたいだ
朱里は楽しそうに話し込んでいる
自習だからスマホをいじり続きを読み進めると
ドカッ…
隣りのクラスから壁になにか大きな音がした
みんな興味津々…
喧嘩だろうか…
でももし喧嘩があっても教師は何も言えないだろう
生徒の方が身分が上で逆らったら何が起こるかわからない
1年生の時にそれは理解した
教師なんて宛にならない
老化には野次馬が溜まっているが興味なんてない
ザワザワして騒がしい教室にいるのも嫌なので廊下を通って階段で下の階の保健室に行こうと思い席を立つと
朱里が一緒に行こうか?と聞いてきたが1人で大丈夫と囁くと立ち上がり教室を後にした
保健室の階段を降りようとした時喧嘩をしていた連中が階段から下に来たのか
大声がして後ろを振り向くと上から人が降ってきて下敷きになる
全身痛いし重い…
頭がクラクラする…
『うヴ…のいて』
立ち上がろうとするけど上に乗っている水色の髪の男が私の体の上に乗っていて動かない
気絶しているのだろうか
頭が痛くてクラクラしたままなので相手の顔は見えない
少しして体が軽くなったと思ったら上に覆いかぶさっていた男がのかされ目の前にアイツが現れ
直ぐにここを去ろうと立ち上がろうとするけど足が立ち上がろうとしても動かない
アイツが私に近づき抱き抱えようとするから
痛い腕で振り払う
そして近くにいたジャージを着た男の子に『抱き抱えてくれる?』と微笑むと顔を真っ赤にして近づいてくると思いっきり男にみぞおちを肘で殴られその場にお腹を抱えながらしゃがみこんでしまった
その頃には野次馬が増えていて
あいつと目が合うと抱き抱えられ耳元で「大人しくしろ」と囁かれ
睨みつけるが…前を向いている男は無視だ
保健室に入るといつもいる保健医の望月先生が驚いた顔で私たちを見る
「一体何があったの?!早くベッドの上にヨコにして」
そう言われると男は私を横にすると隣の椅子に座る
『出て行って』
しかし、無反応だ
腕で追い払おうとするけどまだ痛む
「シップで大丈夫だけれど…、一応病院に行った方がいいわ、ヒビが入ってるかもしれないからね」
『分かりました、ありがとうございます』
治療をされると終わる頃まで横に男はいた
保健医の先生が出ていくと2人きりになる
『ねぇ…澪、前も言ったわよね?顔を見るだけで反吐が出る』
「…」
『今日の件はお礼なんて言わないわよ、何も頼んでない、あの喧嘩していた子達あなたの子分でしょ?迷惑よ…』
「あぁ…」
『分かったなら早く出ていって…殺したくなる』
そう言うと赤い冷たい視線を入口の方に向けて出ていった
交代で朱里が入ってきて心配して走ってきてくれたのか彼女は汗だくだ
「さっきアイツがここから…」
『大丈夫何もされてないから』
「本当に?」
不安そうな彼女の頭を撫でる
『私のことが信じられない?』
彼女は頭を横に振るとニコッと笑う
『でも直ぐに来てくれなかったのは悲しかったな…』
「それは…入れないようにガードされてたから」
『そう…』
「サナお嬢様、到着致しました」
降りると複数の生徒から今日も少し視線を感じるが気にしないで車から降りる
『…』
ドア出ると横に止まっている車から丁度親友の朱里が出てきてお互いに目が合い自然に微笑む
朱里はピンクの綺麗な瞳を輝かせながら、こちらに向かって走って来る
一応お嬢様なのにね…
「おはよ!サナ!」
そう言い軽く抱きついてくる
彼女の少しくせっ毛のある濃いグリーン色のふわふわの髪の毛を撫でる
どこかケセランパサランの様にも見えてく来て可愛さが増して見える
『おはよう、朱里』
今日も元気なこの少女は白井朱里
世界でも有名なブランドであるグリーンという名のファッションブランドのご令嬢である。
小さい頃に社交界て会った時に明るく話しかけてきた純粋な彼女に惹かれて今では親友と呼べる存在。
彼女を一言で表すと可愛らしいお花のような感じだ。
ピンクの大きな瞳を持ち、グリーンの少しクセのあるふわふわのボブヘアーは彼女の顔の小ささをよく表している
何事にも真っ直ぐで努力家の彼女は勉強も運動もでき生徒会副会長でもあり、小さい頃から文武両道で有名だ。
だけど彼女は、とてつもなく優しくて、令嬢だからと見栄を張らない、そこが彼女を尊敬できる部分でもある
「サナ?」
あぁ、ぼーっとしてしまってたみたい
しっかりしないと、、
今日から高校2年生である
教室に入ると見知ってる人が多いけれど、
私たち2人に話しかけてくる人は誰もいない
もしも目が合ったらぺこりと頭を下げるだけ
自分の席に座るとアプリで魔法のiらんどと言う小説を開き読み始める
小学生の時から周りの子達が読み始め、今でも読み続けている
色んなジャンルのお話が沢山詰め込まれていて、面白いものが多いから飽きることなんてまぁありえ
「ねぇサナ」
急に名前を呼ばれ驚きながらも前の席に座る朱里に少し驚く
『朱里?』
私は真ん中の1番後ろだ朱里は窓側の席だったはず
あかりがニコッと微笑むと手で交代してもらったのと指を交差する
「ふふっ…席が遠いなんてやでしょ?」
『ありがとうね、』
こういうことも社交的な彼女だからできること
「ねぇさな、今日うちに来ない?」
今日は父親に呼ばれているから行きたいけど行くことは出来ない
『ごめんね、今日は用事があるの…』
「何かあったら、伝えてね」
その表情で理解したのか朱里はこの件に関してこれ以上の聞くことは無かった
担任のメガネの細井先生が入ってきて挨拶をしている時
つんつん…
机の上に左横から指でつつかれ横をむくと
暗い青い目の黒髪の男に呼ばれ振り向く
そして、私の前に座っている朱里を指さして
「紹介して」と口パクで伝えてくる
ほかの女の子たちが彼の方をチラチラ見ながら顔を赤らめている
それに対してヘラヘラ笑いながら手を振って笑顔を振り向いている彼に不信感を抱き
このまま無視して変に恨まれるのは嫌だからノートの端をちぎり
直接話しかけた方が喜ぶよ?
と書くと机の上にサッと置く
彼は目を輝かせているのだろうか分からないがこれ以上関わりたくないから無視して前を向く
さっき直接言った方が喜ぶと言ったのは本当のことだ
前に恋バナをした時に遠回しの人よりもグイグイ来る積極的な人が好きだと彼女自身がゆっていたから
この先の運命はあかり自信が決めることだ
人の恋愛に関わっていいことなんてひとつもない、だから距離感が大切
1時間目の授業が終わると朱里は先生に分からないところを聞きに行くと颯爽と出て行ってしまった
偉すぎる、、
そんな彼女は本当に努力家で真面目だ
私は1人になる
周りから視線を感じニコッと微笑むだけ微笑んでスマホの画面をつけて大好きな恋愛小説の話の続きを読み進める
ずっとハマっている作品だ
単行本にもなっていてもう23巻まで来ているがまだまだ終わりそうにはない
異世界転生した人間が生き返りもう一度新たな人生をあゆむと言うものだ
初めてであった時に話の内容と描写が綺麗でそれからずっと購入し続けている
作者は新田 真城という名だ
しかし、この作者、とても不思議でサイン会もなし、インタビューも本人は一切関わらない
正体不明なのだ
でも逆に読者からしたら色んな妄想ができるから私はいいと思う
ずっと完結しないで続いて欲しい
ただそう願うことしか出来ない
スマホの画面を閉じる前にしおりを挟むと丁度朱里が帰ってきて、次の時間は自習だよとクラスの皆に伝えた
彼女が職員室まで先生といっていたからついでに頼まれたのだろう
「ねぇねぇ…君なんて言うの?」
左横から例の彼が朱里に話しかける
「こんにちは、白井朱里と申します。だけど、自分の名前を言うのが先じゃないかしら?」
そう言うと
例の彼は「そうだね」と頭を少しかきながら「末永 洸、洸でいいよ!」
そう言いニコッと笑う
その笑顔が少し怖いと感じる私は彼から距離を取り目を逸らす
「ありゃ、君には少し嫌われてるみたい」
その言葉に少しムカついたけどニコッと微笑むだけ微笑んで無視する
でも朱里の事を知らないなんて子息でないのは明らかだ
子息ならパーティーでよく見かけるはずだ
特待生か…
チャラチャラしているけど頭はいいみたいだ
朱里は楽しそうに話し込んでいる
自習だからスマホをいじり続きを読み進めると
ドカッ…
隣りのクラスから壁になにか大きな音がした
みんな興味津々…
喧嘩だろうか…
でももし喧嘩があっても教師は何も言えないだろう
生徒の方が身分が上で逆らったら何が起こるかわからない
1年生の時にそれは理解した
教師なんて宛にならない
老化には野次馬が溜まっているが興味なんてない
ザワザワして騒がしい教室にいるのも嫌なので廊下を通って階段で下の階の保健室に行こうと思い席を立つと
朱里が一緒に行こうか?と聞いてきたが1人で大丈夫と囁くと立ち上がり教室を後にした
保健室の階段を降りようとした時喧嘩をしていた連中が階段から下に来たのか
大声がして後ろを振り向くと上から人が降ってきて下敷きになる
全身痛いし重い…
頭がクラクラする…
『うヴ…のいて』
立ち上がろうとするけど上に乗っている水色の髪の男が私の体の上に乗っていて動かない
気絶しているのだろうか
頭が痛くてクラクラしたままなので相手の顔は見えない
少しして体が軽くなったと思ったら上に覆いかぶさっていた男がのかされ目の前にアイツが現れ
直ぐにここを去ろうと立ち上がろうとするけど足が立ち上がろうとしても動かない
アイツが私に近づき抱き抱えようとするから
痛い腕で振り払う
そして近くにいたジャージを着た男の子に『抱き抱えてくれる?』と微笑むと顔を真っ赤にして近づいてくると思いっきり男にみぞおちを肘で殴られその場にお腹を抱えながらしゃがみこんでしまった
その頃には野次馬が増えていて
あいつと目が合うと抱き抱えられ耳元で「大人しくしろ」と囁かれ
睨みつけるが…前を向いている男は無視だ
保健室に入るといつもいる保健医の望月先生が驚いた顔で私たちを見る
「一体何があったの?!早くベッドの上にヨコにして」
そう言われると男は私を横にすると隣の椅子に座る
『出て行って』
しかし、無反応だ
腕で追い払おうとするけどまだ痛む
「シップで大丈夫だけれど…、一応病院に行った方がいいわ、ヒビが入ってるかもしれないからね」
『分かりました、ありがとうございます』
治療をされると終わる頃まで横に男はいた
保健医の先生が出ていくと2人きりになる
『ねぇ…澪、前も言ったわよね?顔を見るだけで反吐が出る』
「…」
『今日の件はお礼なんて言わないわよ、何も頼んでない、あの喧嘩していた子達あなたの子分でしょ?迷惑よ…』
「あぁ…」
『分かったなら早く出ていって…殺したくなる』
そう言うと赤い冷たい視線を入口の方に向けて出ていった
交代で朱里が入ってきて心配して走ってきてくれたのか彼女は汗だくだ
「さっきアイツがここから…」
『大丈夫何もされてないから』
「本当に?」
不安そうな彼女の頭を撫でる
『私のことが信じられない?』
彼女は頭を横に振るとニコッと笑う
『でも直ぐに来てくれなかったのは悲しかったな…』
「それは…入れないようにガードされてたから」
『そう…』
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