今夜もあなたと月、見ます。
翌日も、その次の日も、またまた次の日も
ほぼ毎日バイトを入れている私は
毎晩のように響き渡るバイクの音を聞きながら
報知が鳴るたびにそわそわして
気が気でないバイドの時間を過ごしていたのだけれど
そんな反応も長く続くことなく、甘めのカフェオレを買う高身長の美青年は現れず…
あの出来事は少し変わった不思議な思い出として忘れていくのかもしれない
そう思い始めた
あれから1ヶ月と少しが経った今日
7月
夏休みを目前に、暑苦しさは日を追うごとに増していく
昨日まで街は雨雲に覆われていて
肌にジメっとした空気がまとわりつくような嫌な天気だったけど
今日はすっからかんに晴れて、忙しなく蝉も鳴いている
でも、雨の後の晴れの日より暑苦しい時ってないよね…
あっっつ…