Diary ~あなたに会いたい~
第六章:変わらない心
-----その日の月は、いつもと同じだった。
月明かりに照らされる街の風景も、
軽快な音色が漏れる店の入り口も、
いつもと何ら変わらない。
止め処なく続く、ありふれた日常の瞬間。
けれど、この世界に“変わらない心”など
ひとつもないのだという事を、俺はまだ、
知らなかった。
月明かりに照らされる街の風景も、
軽快な音色が漏れる店の入り口も、
いつもと何ら変わらない。
止め処なく続く、ありふれた日常の瞬間。
けれど、この世界に“変わらない心”など
ひとつもないのだという事を、俺はまだ、
知らなかった。