だいきらいなアイツと再会してしまった


生まれて初めてだった。

光り輝くパレードを目の前で見たのは。



「すっごくキレイだったね!」



前半こそ地獄だったが

なんだかんだ全力で楽しんでしまった。



「クソだな」

「そんなこと言わないでよ」

「赤星くんって何見たら感動するの」

「しない」


赤星くんって子供の頃からずっとそんななのかな。

出会ったときには可愛げなかったもんね!



でも

興味ないことに最後まで付き合ってくれたのは、優しさだよね。


お礼言った方がいいかな。



「オマエだけだ」

「え?」

「俺の興味の対象は」


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