エリート放射線技師は、ウブな彼女をたっぷりの溺愛で甘やかす。
「ふふっ」
「え、どっどうしたんですか? 私何かしてしまいましたか!?」
「いや、その……小動物のようで可愛いなと」
小動物……そんなに変な顔をしているのだろうか。
「食べましょうか」
「はい……」
黒のおしゃれなお皿には、小さなショートケーキにチーズケーキ、ブラウニーなどが並んでいる。写真が撮りたい衝動を隠してフォークを持った。
「美味しいですか?」
「はい。とても……小鳥遊さんは甘党なんですか?」
「ええ、恥ずかしいですが甘党なんです。スイーツバイキングなども妹といったりして」
やっぱり甘党だった……さっきカフェラテにガムシロップを二個入れていたし。