エリート放射線技師は、ウブな彼女をたっぷりの溺愛で甘やかす。



 すごい、なんか贅沢すぎて言葉にできない。

 景色を眺めていると料理が運ばれてきて、店員さんが一つずつ丁寧に説明してくれた。


「柚香るサーモンのマリネに、オマール海老と帆立貝のポワレ カレー風味のアメリケーヌソース添えでございます。そして牛肉のグリルでございます」


 美味しそう……。こんな豪華なの久しぶりだし、キラキラして輝いてる。


「シャンパン飲める?」

「はい。少しなら……でも千晃さんは」

「俺はノンアルコールのシャンパン飲むから大丈夫」


 そう言って微笑みながらグラスに注いでくれた。


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