エリート放射線技師は、ウブな彼女をたっぷりの溺愛で甘やかす。
十歳差があるのか。でもこんな素敵な人が今まで独身だなんて……。
「仕事ばかりしていたらしい。それに結婚相手は年齢は関係ないとのことだ」
お父さんの話が終わると私は写真だけ持って部屋に戻り、ベットにダイブした。
お父さんの前では普通に了承した私だけど、まだまだ先だろうなと思っていた私は急に言われた“お見合い”に呆然とする。
「結婚なんて、務まるのかな。まだ料理もバリエーション少ないし、お作法だってまだまだだし……恋愛経験ないし」
高校から女子校の私は、男性への免疫が限りなくない。恋愛とか、何すればいいのかわからないし……。相談しようにもする相手いない。
「どうしたらいいんだろう……というか何するんだろう、お見合いって……」