エリート放射線技師は、ウブな彼女をたっぷりの溺愛で甘やかす。
「パンケーキなんだけど、美味しいかわかんない」
「すごく美味しそうです!」
「ありがとう。食べてみて」
千晃さんが用意してくれたフォークとナイフを使って一口大に切ると口に入れる。口に入れればフワッと口にとろけて甘さが広がる。
「美味しいです、千晃さん……ほんと、美味しい」
「よかった……俺焼いただけだけどさ」
「いえ、そんな千晃さんの焼き加減がいいんですよ」
私は、パンケーキがとても美味しくてペロリと食べてしまった。
片付けは私がすると千晃さんに言うと、私がお皿を洗っているうちに彼は電気ポットでお湯を沸かしていてコーヒーを淹れてくれた。