エリート放射線技師は、ウブな彼女をたっぷりの溺愛で甘やかす。



「客人にはキスはしない」

「……っ……でも」

「いいんだよ、気にしないで。もうすぐ結婚するんだから」


 千晃さんは微笑むと「支度しよう」と言って立ち上がった。私も立ち上がるとキャリーケースの中から白ニットのトップスにピンクの花柄フレアスカートを取り出すと着替える。千晃さんも私服に着替えが終わると部屋から出て駐車場に向かい車に乗り込んだ。




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