ハツコイ〜僕らははじめてだった〜
はじめての喧嘩
「おはよー。」
「おはよう。暑いね。」
朝の挨拶とともに
数名が下敷でパタパタと
仰ぎながらクラスに入ってくる。
試験も無事終わり
テストの結果が返ってくるとともに
舞のクラスは個人面談がはじまった。
それと平行して、文化委員の仕事である
合唱コンクールの練習もはじまる。
「ねぇ、ねぇ、舞さん。
あなたの首にチラッと見えるのは
何ですかー?」
にやにやしながら、詩織が舞を覗き込んだ。
「うー。わかってるくせにー。
克から土曜日貰ったの。」
舞が服の上から
ネックレスを握りしめて話す。
「克ってば、やるー!
親友も気を遣って、昨日の誕生日も
遊びに誘わなかったんだからね。
ほら、これ。誕生日プレゼント。」
そう言って、詩織はピンクの包箱を渡した。
「わー。ありがとう。何かなー?
お家に帰ったらゆっくり開けるね。」
「うん。今年はリップとマニュキア。
デートの時に使って。」
詩織はニコっとウインクする。
「本当ありがとう。嬉しい。」
舞は大切に包箱を抱え、鞄の中にしまった。
「…ではでは、聞かせてもらいましょうか。
2人でどんな誕生日を過ごしたんですか?」
詩織は舞を肘で小突いた。
「えー。そんな何も無いよー。
土曜日に福浜行って、日曜日は朝練の後
会いに来てくれただけ。」
舞は休日のことを思い出して
赤らむ顔を抑えながら冷静を取り繕った。
「おはよう。暑いね。」
朝の挨拶とともに
数名が下敷でパタパタと
仰ぎながらクラスに入ってくる。
試験も無事終わり
テストの結果が返ってくるとともに
舞のクラスは個人面談がはじまった。
それと平行して、文化委員の仕事である
合唱コンクールの練習もはじまる。
「ねぇ、ねぇ、舞さん。
あなたの首にチラッと見えるのは
何ですかー?」
にやにやしながら、詩織が舞を覗き込んだ。
「うー。わかってるくせにー。
克から土曜日貰ったの。」
舞が服の上から
ネックレスを握りしめて話す。
「克ってば、やるー!
親友も気を遣って、昨日の誕生日も
遊びに誘わなかったんだからね。
ほら、これ。誕生日プレゼント。」
そう言って、詩織はピンクの包箱を渡した。
「わー。ありがとう。何かなー?
お家に帰ったらゆっくり開けるね。」
「うん。今年はリップとマニュキア。
デートの時に使って。」
詩織はニコっとウインクする。
「本当ありがとう。嬉しい。」
舞は大切に包箱を抱え、鞄の中にしまった。
「…ではでは、聞かせてもらいましょうか。
2人でどんな誕生日を過ごしたんですか?」
詩織は舞を肘で小突いた。
「えー。そんな何も無いよー。
土曜日に福浜行って、日曜日は朝練の後
会いに来てくれただけ。」
舞は休日のことを思い出して
赤らむ顔を抑えながら冷静を取り繕った。